校長雑感/「あははの習慣」の「・は・」
2025年9月8日 15時00分子どもたちは、名前を呼ばれると「はい」と返事をすることができます。しかし、「……してください」「……しましょう」などへの返事は個人差が出てきます。
「はい」という返事は、存在を確認するだけのためではありません。「はい」という返事には、その人の誠実さや責任感、相手に向き合う姿勢などがにじみ出でくることがあります。「はい、分かりました」「はい、……します」と、返事の後に自分の考えや姿勢を示すことが大切なのです。
また、返事はするけれど、なかなか行動に移せないことがあります。「はい」の返事は言って終わりではありません。大切なのは、返事の後の行動です。
「はい」と返事をして、相手の言葉をしっかり受け止め、次にどのような行動をすべきか考え、すぐに行動することが大切です。「はい」という返事は、言うだけならば難しいことではありません。しかし、その返事の重みをつけるのは自分自身です。
子どもたちには、「はい」という返事の習慣を身に付けさせながら、その後の自分の行動について考え、力強く実践できる力を育みたいと考えています。